2025年秋、自由が丘にリウマチ膠原病専門のクリニックを開院いたします、高橋 良(たかはし りょう)と申します。
大学病院でリウマチ膠原病診療、総合内科診療に関わる中で、感じてきたこと、やりたいことを詰め込んだクリニックを開院させていただくことになりました。
クリニックの使命として、以下を掲げました。
『リウマチ膠原病患者さんの身体と心のストレスを最小限にすることで、患者さんが、“思い描いてきた人生”をしっかり歩むことができるよう、最良の伴走者でいつづけることを私たちの使命とする』
それを実現する取り組みとして、
一人ひとりの病状、ライフスタイルに応じた最良の治療を提供する
リウマチ疾患は病状や治療反応性に個人差が多く、一人ひとりに合わせた最良の治療を提案し実践することは大前提です。一方で、一部のリウマチ薬は“効果も高いが高価!”というのもまた現実です。対策として、バイオシミラー製剤(ジェネリックのような位置付けのリウマチ薬)の使用や薬剤の減量提案、代替薬の提案、高額療養費制度の利用やアドバイスなど、じっくり相談し納得したうえで、方針を決めていきます。なかなか相談しづらい、社会的な事情、経済的な事情など、患者さんが極力相談しやすくなる雰囲気づくりに本気で取り組んでいきます。
リウマチ膠原病患者さんの身体や心の悩みは可能な限り全部診る。
リウマチ膠原病は専門性が高く、病気をもっているだけで、あるいは専門性の高い薬剤を使用しているだけで、医療機関から診療を断られてしまうこともあります。私は20年間、総合診療医の目線で“全身を診る”ことにとことんこだわってきました。併存する内科疾患、生活習慣病、皮膚疾患、整形外科疾患などなど、可能な限り全部診ます。(専門家に相談したほうが良いケースは専門機関への紹介を提案させていただきます)
ショッピングや食事、お茶するついでに受診する感じの気軽さ
自由が丘という立地を選んだのは、まずは病院への通院そのものの精神的ストレスを減らしてもらいたいから。自由が丘は個性豊かな通りやお店も多く、楽しいことが詰まった街です。良い感じに再開発も進んでいきそうです。自由が丘散策ついでに顔を見せてください。通院ストレスを減らす。通院日は自分にちょっとだけご褒美、慢性疾患とうまく付き合っていくためのポイントです。
この立地を選んだもう一つの理由はなんといっても昭和医科大学との病院-クリニック連携です。20年間(大学生活いれると26年間!)を過ごした昭和医大には頼れる仲間がたくさんいます。患者さんが心から安心できるよう確実で質の高い医療連携をお約束します。(もちろん昭和医大病院以外でも患者さんの病状により最適な医療機関を選定し、連携をとらせてもらいます)
患者さんのプライバシーをしっかり守る
大学勤務時代に感じた問題点です。大きな病院ではある程度仕方のないことでもありますが、混雑する待合室、番号が呼ばれ、廊下を歩き、入室するまでを誰かにみられているようなあの感覚、廊下に漏れ出る診察室の会話・・・。大学病院あるあるです。自分だったら、できることなら誰にも会わず、こっそり行って、さっと診てもらって、ササッと帰りたいな。。そんな思いから、極力みなさんのプライバシーを確保できるスペースを設け、完全予約制のクリニックにいたしました。
リウマチ膠原病は長く付き合わざるを得ない疾患です。主治医の腕が良い悪いだけでなく、良い人悪い人だけでもなく、“自分と合う合わない”がとても大切です。自分にとって最良の主治医に出会えると、きっと人生が少し変わります。患者さんたちとの出会いで主治医の人生も少し変わっていきます。医師だけではなく、看護師や医療スタッフも同様です。
ぜひ一度、当院にいらしていただき、“自分に合うクリニック”かどうかご自身の目でお確かめいただけたら幸いです。スタッフ一同、あなたの人生の伴走者の一人として、走り出しますよ。